Windows7 今秋リリース決定

 ビーフラットで使用しているシステム開発ツールdbMAGICが大きく進化して名称も変わりました。従来からの製品思想を引き継ぎながら大幅な機能強化がなされています。

1.dbMAGICの変遷

 ビーフラットで創業以来利用しているdbMAGIC(デービーマジック)とは、1990年にイスラエルで生まれたシステム開発ツール(≒開発言語)です。一般の記述式開発言語と違いコーディング不要の「テーブル選択式」と呼ばれる方式で、販売管理システムや生産管理システムなど「○○管理システム」と呼ばれるような事務系システムの開発においてはその生産性の高さには定評があります。
  20年前に初めて製品としてリリースされたV4(バージョン4)はMS-DOS対応のシンプルなものでしたが、V4→V5・・→V9とバージョンアップを重ねるにつれWindows対応、マルチデータベース対応、オープン化対応など様々な機能強化がなされてきました(下図参照)。機能強化はされていますがその開発思想は不変で、変化の激しいIT業界の中20年間継続して世界中に供給されている非常に稀有な存在です。
  一昨年V10でリッチクライアント対応(ビーフラットニュースNo.56・57参照)となったのち、昨年6月名称を「magic uniPaaS」と改称しました。そして昨年12月magic uniPaaSの最新バージョンV1Plusがリリースされたのです。


dbMAGICのバージョン別主な付加機能一覧

【dbMAGICのバージョン別主な付加機能一覧】

2.Magic uniPaaS V1plusの特徴

(1)最新のOSに対応
  Magic uniPaaS V1plus(以下V1Plus)は、最新の動作環境に対応します。クライアントOSとしては昨年10月にリリースされたWindows7(ビーフラットニュースNo.58参照)に対応しています。サーバーOSとして最新のWindows2008Serverを採用したネットワーク構成にすれば、今後OSがバージョンアップされても当分の間は安心して継続使用できます。

(2)モバイル利用に対応
  V1Plusでは、クライアントサーバ型やリッチクライアントだけでなくWindowsモバイルにも対応しています。Windows Mobile6.0/6.1/6.5が動作しているPDA(携帯情報端末)であればシステム利用できるのです。NTTドコモ、ソフトバンクのいくつかのスマートフォンで動作確認が取れています。Windowsモバイルを利用したシステムを構築すれば、出先でパソコンを使わなくてもスマートフォンで在庫照会や受注入力などのシステム利用が出来るようになり、業務の合理化のみならず営業力のパワーアップにもつながります。
  ほかにもV1Plusを利用してのシステム構築には様々な可能性が広がっています。興味をもたれた方はお気軽にお問い合わせください。

               

<熊澤 鉄郎>


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