2008年09月25日
SATOのニューヨーク日記(6)
6月30日
NY5日目、朝食は近所の大衆食堂で食べる。
アメリカン・ブレックファスト。たまにはいいかも。
今日は、高島屋の鈴木さん、Yujiさんとジャビッツ・センター(コンベンション・センター)での
フードショーへ行く。
Yujiさんはリパブリック・オブ・ティーというメーカーの紅茶を輸入販売している。
ケーキ屋さんでも出している。
そのメーカーがこのショーに出展しており社長以下幹部の人と商談をすることになっていて、
その間私はショーを見て回った。大変おもしろかった。
コンピュータがらみの出展もかなりあって参考になった。写真は禁止でお見せできないのが残念だ。
ちょこちょこ試食したのでお昼は抜き。
夜はYujiさんは紅茶会社の人から接待を受けるので私は1人で食事。
Yujiさんがいないので大手を振って鮨屋へ行くことにした。
【Sushiden(寿司田)】
Sushidenに早めに行く。8時からオペレッタがある。
NYでは日本食ブームでアメリカ人好みの日本食レストランが増えた。鮨屋もたくさんある。
Sushidenはザガットでも評価されている店だが、
シェフは日本人だし我々日本人が食べてもまったく違和感がない本格的鮨屋である。
ビールも日本のビールだし、今回は1人なのでカウンターでお好みでにぎってもらった。
シェフは竹下文孝さん。日本からNYにこられて4年になるそうだ。
休みはゴルフ三昧とのこと。日本語でいろいろ話をしながらお鮨をつまんでいると正直ほっとする。
マンハッタンのど真ん中にいることをしばし忘れる。
(竹下さん)
竹下さんによると日本からの旅行者はアメリカ産のお魚を頼むし、
現地駐在員は築地からの空輸ものを好むそうだ。
白身やミル貝がアメリカ産で普通においしかった。
光り物やアナゴなどは日本産、マグロも。
アメリカ産も需要が増えて値段が高くなっているのだそうだ。
最後にサーモンの皮を巻いてもらう。NYならではの味。
【The Merry Widow】
お腹と心に優しい夕食をいただいてメトロポリタン・オペラ劇場へ向かう。
チケット・ボックスでチケットをピックアップし席に座って
(前から3列目、ほぼ真ん中。自分としてはいい席だ)
オーケストラが音あわせをし、指揮者が入場、序曲が始まる。
幕が開いて、私は当然オペレッタが始まると思いこんでいた。
・・・が、そこで始まったのはなんとバレエだった。愕然とした。
メリー・ウィドウにバレエ版があったとは・・・。まったく迂闊だった。
考えてみればMETはオペラ・シーズンは10月から翌5月で、
その間はオペラはお休みで、バレーをやるという知識はあったのだが、
メリー・ウィドウはオペレッタだと思いこんでいたのだ。
(日本に帰ってnetで調べたがメリー・ウィドウのバレエ版の記述はどこにもないんだが?)
バレエは生まれて初めてみる。華麗な踊りと美しい音楽、悪いはずはない。
しかも踊りは世界でも一流の名手が踊っているらしい。
とまどって幕間に帰ろうと思ったがとりあえず最後まで見た。
いいものを見た感じはあるのだが、いいオペラを見たあとの深い満足感とはほど遠いものだった。
・・・残念。
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- at 08:02
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