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佐藤 文弘


ビーフラットの佐藤 文弘です。よろしくお願いします。

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  1. 楽園パラオでダイビング (2) ポイント編
  2. 楽園パラオでダイビング(1)ショップとダイビングショップ編
  3. SATOのJAZZ入門 "You'd be so nice to come home to"

2008年04月23日

楽園パラオでダイビング (2) ポイント編

今回のダイビングで潜ったポイントは次のとおりです。

【ブルーホール】
 有名な洞窟ポイント。
リーフ上にある4つの縦穴がしたに抜け下で大きなドームになっている。
上の穴からさす太陽の光が神秘的なポイント。写真は結構難しい。
(写真をクリックすると大きい画像になります)

blue_hall1.jpg

blue_hall2.jpg

【ブルーコーナー】
 パラオの誇る世界的ポイント。
外洋に向かってL字形に張り出したドロップオフ。ちょうど潮がぶつかるところで、
エサが多いのでいろいろな魚の群が集まる。
流れが強く、棚の上でカレントフックをつかって流れに乗ってやってくる魚達をながめる。
各種サメ、バラクーダ、ギンガメアジの巨大な群れ。ナポレオンフィッシュなどなど。

baracuda_web.jpg
(バラクーダの群れ。パラオでは3けた以上いないと「群れ」とは言わない・・・とか)

gingame.jpg
(ギンガメアジの群れ。トルネードっ「ぽく」なった)

napo_web.jpg
(ナポレオン。別名メガネモチノウオ。人に馴れていて結構近くまで来る。
向こうに見えるダイバーはカレントフックを使って魚を見ています)

 4日目はサンライズダイビング。
夜明け前に出港、ブルーコーナー到着時にちょうど日の出を迎える。
もちろん一番乗り。ご来光を拝んで、神々しい気持ちになる。
早朝のすがすがしいダイビングとなった。
sunrise.jpg
(ブルーコーナーの夜明け)

【ジャーマンチャネル】
 内海と外洋をつなぐ水路の出口。砂地とサンゴ礁のポイント。
germanchanel.jpg

マンタのクリーニングポイントとして有名。
今回は2回はいって1回マンタが現れた。大きなブラックマンタ1枚。
結構はずれるときははずれるポイントなのでラッキーだった。

BLACKMANTA.jpg
(ブラックマンタ。ひれが一部欠けているのがこの個体の特徴だとか)

SATO.jpg
(マンタを狙っている?私。妻写す)

次回は食べる楽しみ、飲む楽しみ。ランチとアフターダイビングについて書きます。

2008年04月08日

楽園パラオでダイビング(1)ショップとダイビングショップ編

 3月1日、JALチャーター便でセントレアからパラオへ行った。
21:50発、4時間10分後コロール着、バスでホテルへ。
数時間の仮眠後、朝食を食べてダイビングを始める。
パラオチャーター便のいつものスタイル、年寄にはちょっときつい。。。

今回は4回目のパラオとなる。

<1.アクアマジック>
 毎回ショップはアクアマジックである。
マリンダイビング誌のベストダイビング賞を連続受賞している人気のショップだ。
はじめてパラオでダイビングした時も、アクアマジックを利用し、
そのときのガイドは石井さんだった。
141.jpg
(石井さんと私)

私は写真派で(銀塩、ワイド)、写真に理解が深く、
適切なガイドをしてくれてよかったこと、
またアフターダイブもつきあってくれ、仲間作りもでき、
非常に満足感の高いサービスだったので、
2回め以降もサービスはアクアマジックに決めている。
スタッフ一同、素晴らしい人ばかりです。

aqa3.jpg
(アクアマジック ショップ外観)

aqa2.jpg
(ショップ室内。清潔です)

aqa1.jpg
(出発のとき、スタッフが手を振って見送ってくれる)

aqa_dog.jpg
(アクアマジックの看板犬。)

<2.スタッフ>
 今回は石井さんが耳の具合が悪いそうで陸番(オカバン)。
我々の今回のガイドはリエちゃんとジンさん、現地ガイドのボボイ君、
オペレータはカルビンさん。
リエちゃんは元看護士さんだそうだ。
rie%26boboi.jpg
(リエちゃんとボボイ君)

jin.jpg
(jinさん。カメラを向けるとなぜか目線をはずす。ナイスガイだがちょっとシャイ。)

calbin.jpg
(カルビンさん。昨年ガイドしてもらったが、ガイドとしても超優秀)


<3.ボート>
パラオの浅い海に対応して、底の浅い平らで細長い船に
強力な船外機2機をつけて高速で走るボートを使用。
スタッフを含めて20名近く乗れる。トイレはない。
パラオの海は穏やかなので、これで充分。
boat.jpg

次回はパラオのダイビングポイントを紹介します。

2008年04月02日

SATOのJAZZ入門 "You'd be so nice to come home to"

 ジャズを本格的に聴き始めたのは学生時代である。
家が裕福でなかったため、3畳一間の下宿暮らしであった。
アルバイトを一生懸命やって、小さなステレオセットを買った。
新宿のレコード店で初めてジャズのLPを買った。
クリフォード・ブラウンの"Study in Brown"であった。
以来30年、ジャズを聴くことが私の心の宝物であり続けている。

その中で最愛試聴盤を1枚というと、
アート・ペッパー "Meets The Rythm Section" となる。
1957年(昭和32年)の録音で、アート・ペッパーがアルトサックス、
当時のマイルス・デイビス・クァルテットのリズムセクションがちょうど
ロスアンゼルスに滞在しているのをつかまえて録音したものである。
アート・ペッパーは刑務所から出てきてロクに演奏もしていない状態で、
ぶっつけ本番だった。

アルバム全体の出来が良いのが、中でも"You'd be so nice to come home to"
がジャズ史上に輝く名演となった。
例によってその名演ぶりを筆にする力をもたないので、
実際に聴くことをお勧めする。
artpepper1.jpg

アート・ペッパーはその前半生を麻薬におぼれ、
刑務所に出たり入ったりの状態だったため、
名演奏をした時期は限られている。
1956年ごろに録音された数枚のLPが傑作として残っている。

長い療養生活の後、1974年に再起した。
作風が変わって、以前ほどリリシズムあふれる演奏ではなくなった。
苦難を乗り越えてたくましくなった演奏が聴ける'75年以降の作品も悪くはないが、
やはり'56年前後の演奏がベストであろう。

ここにアート・ペッパーの自伝がある。
("Straight Life"という自作の名曲からとったタイトル)
アートの波乱万丈、自滅型、自己破壊型人生にふれることができる。
ジャズの天才にはこういうタイプの生き方の人が結構多いように思える。
straightlife.jpg

ところで、JAZZにはこんな本があり、(「JAZZ詩大全」村岡勝男著1991年)
JAZZの名曲を日本語に訳しながらその曲の本質に迫ろうというものである。
"You'd be so nice to come home to"は一時期誤訳がまかり通ったが、
この本によって正しい訳を確認できた。
jazzlyrics.jpg

"You'd be so nice to come home to"は、正しく訳すと、
「君が待っていてくれるのなら、うちへ帰るのはさぞや楽しいだろうな」となる。
英語の仮定法過去が理解できないと、正しい解釈が容易でないそうだ。

さて、"You'd be so nice to come home to"といえば、
忘れてはならない名演名唱がもう一枚ある。
ヘレン・メリルwithクリフォード・ブラウンの中で歌われているそれが
名唱中の名唱といえる。
helenmerril.jpg

若き天才、クリフォード・ブラウンがトランペット、
若き天才、クィンシー・ジョウンズがアレンジを担当している。
1953年(昭和28年)の録音、なんと私の生まれた年である!
ヘレン・メリルは弱冠20歳、クリフォード・ブラウン23歳の時であった。
このLPもまた歴史に残る大名盤なので一聴に値する。
寒い夜、暖炉の前に座って聞くと心にしみわたること、間違いない。